いい死旅立ち~らんらん祭り開催

  3月31日、桜が咲き誇る日曜日、ナースさくまの家主催のコンサート「春爛漫~いい死旅立ち らんらん祭り」が行われました。

 

       

 

親しい人が亡くなることは残念で悲しい…でもそれだけじゃない、最期は笑顔でさようならでもいい…言葉にしにくいそんな気持ちを、音楽に乗せてお送りする企画。昨年まではオーボエとピアノ演奏が目玉でしたが、今回はゲストを増やし、漫談やコントも加えてよりパワーアップしたエンターテイメントとなりました。となりのでこちゃんのみんなも最前列で応援に駆け付けました。前半のトップバッターはMINAMI&MIKIさん。クラシックから歌謡曲まで幅広く演奏してくださり、手拍子でリズムを取ったり歌ったりして、観客も一体となって楽しみました。    

 

   

 

途中、モーツァルトの交響曲に、即興で「実況中継」を入れるユニークな演し物も。そのあとは“もぐもぐタイム”で、でこちゃん手作りのおにぎりや煮卵、春巻などをみんなでいただき、ビールやワインも空けながら団らんしました。  

 

     

 

後半は、”三ちゃん”ことお笑い芸人の三中元克さんから。さすがめちゃイケの元メンバー、歴代仮面ライダーの物まねなど底抜けの明るさで会場を沸かせてくれました。    

 

   

 

続いて三鷹ローカルイベントに欠かせないシンガーの岩本祐樹さんが登場し、「いい死旅立ち」や「まちなかの」をギターで弾き語り。「なごり雪」も情感たっぷりに聴かせました。    

 

   

 

続いて真打ちナースさくま。MINAMIさんらのウクレレをバックに、ご臨終漫談を初めて披露。牧伸二ばりに「〽あゝやんなっちゃった、えーがおのご臨終」とネタを語りました。    

 

   

 

そのあとは「三鷹自分の死を考える集い」を主宰して12年の醤野良子さんを先頭に寸劇コント。青森から東京の長男宅に引っ越してきたおばあさんが、転倒をきっかけにみるみる衰えていく設定。   口から食事をとれなくなり、鼻からチューブを入れられる瞬間、醤野婆さんムクッとベッド上に立ち上がり「死ぬときぐらい好きにさせてよー!」。雄叫びのラストに笑いと拍手が起こりました。  

 

     

 

最後にもう一度オーボエとピアノの演奏あり、「情熱大陸」のテーマではMINAMIさんの3分に及ぶひと呼吸の演奏など盛り上がりのうちに幕となり、華やかでとっても楽しいひと時となりました。     普段、お通夜やお葬式でお世話になる市民斎場は笑いにあふれ、会場を提供くださったAZUMA葬祭さんのご厚意に心から感謝します。「いい死」や看取りは目的ではなくて、この世でもあの世でも愉しく過ごすなかでのほんの一里塚。次回はみなさまもご一緒に、トリップいたしましょう!