【おでかけエピソード】優しさ舞う素敵なお花見

今年の春も桜やつつじがキレイに咲きましたね。皆さんはどこかへお出かけされましたか?

ご利用者のしずこさんは娘のさちこさんと一緒に、親子でお花見へ出かけたそうです。その時の素敵なエピソードをご紹介します。

4月7日(日)、桜が満開で気温も暖かく、まさにお花見日和!ということで車椅子を押しながら散歩に出かけました。
コースは、武蔵野の五小通りから小森病院を右に曲がり、三鷹通りを北へ。市役所通りの桜トンネル、NTT研究所、UR緑町パークタウンを抜けて、武蔵野中央公園でお茶タイムをして帰宅。1時間半ほどかけて巡りました。

道中の会話はどこかチグハグ。

さちこ(以下:さ)「ほら、満開や」
しずこ(以下:し)「あぁー!!散ってるわ」
さ「写真とろか?」
し「桜ばっかりやで」
さ「桜見にきたからな~」

そんな話をしていると、女性の方が「撮りますよ」と声をかけてくれました。記念に1枚!

車椅子を押しながら眺めていると、

し「(車椅子から)降りれるとこあるか?」
さ「えっ?降りたいん?」
し「大変やろ?」
さ「??降りると大変やと思うよ?」
し「…」

1時間ほど経た頃、

し「代わろか?」
さ「えっ!お母さん、お椅子おすの?」
し「大変やろ」
さ「そういう意味やったんかぁ。ありがとう。大丈夫やで」

どうやらしずこさんは、さちこさんが車椅子を押して歩き続けているのが大変だろうと思い、自分が交代してあげようとしたようです。優しい気遣いにホッコリ、心温まる春のひとときでした。