研修「持ち上げない介護」で、利用者さんも介護者もラクに!
10月14日、天文台オフィスにて、研修「持ち上げない介護」を行い、感染予防をしながら10名が参加しました。講師はミンダナオ国際大学教授の佐々木由惠先生。鍛えられた身体を自在に動かし、実践的なスキルを教えてくださいました。先生が特に強調していたのは、補助具を使いこなすこと。訪問先でのスライディングシート・グローブなどの利用はまだまだ限られており、介護者が力技で介助してしまう場面があります。けれども、ヘルパーから補助具の便利さや必要性をご家族らに伝えることで、介護者の身体を守りつつ、利用者さんにとっても気持ちのよいケアにつながることを理解できました。他にもボディメカニクスのおさらいや重心の動かし方など、ベッドを使って交代で練習しました。
参加したヘルパーからは「自分の動きの課題と、その改善点を的確に教えてもらえてよかった」「自分も身体を整えて柔軟性を身につけたい」「積極的に道具を使っていきたい」などの声が聞かれました。利用者さん・介護者双方が少しでもラクになるよう、これからも学んでいきたいです。