社内研修 8月のテーマは「自然な形の移乗、移動介助」 

グレースケアでは、毎月一回ヘルパーさんたちの介助にまつわる不安を解消するために、介護技術についての研修を行っています!
社内研修の良い所は、実際のケアの事例を反って、みんなで検証しながら実際に身体を動かして実施します。今回は、”足の指に欠損のある男性”の移乗介助でした。

ヘルパーからは、「訪問するとすでに寝たまま足を降ろしていた状態で、そこから端座位になっていただいたが、浅座りの状態でベッド端から滑り落ちそうになってしまった。
なんとか移乗できたが、やはり1度きちんとベッドに戻っていただいた方が良かっただろうか?右足の指が数本欠損しているので、しっかり立ちづらい等。足を下げた状態を元に戻すにはどうするか。」と、次々に疑問があがります。その状況を実際にヘルパーに実演してもらい、それをみて講師からは「足をベッドから降ろした状態の時のお尻の位置を治さないと端座位になることがたいへんなはずだから、どうやってベッドに戻し、安定した端座位を作れるか。いくつか動きの組み合わせをやってみましょう」ということで、ヘルパー本人に足を降ろした状態から起き上がってみていただいたところ、自然に片足を上げて重さのバランスを取る動きがあり、自然な動きで起き上がる時、どういう動作が楽なのかを実感してもらえました。
「次のケアで実際にやってみます!」と、ヘルパーも自信がついたようでした。

来月のテーマは「オムツ交換の不安解消!」です。
ヘルパーのみなさんからの介護技術のお悩みも随時募集しております。