混合介護の今後
12月5日、マイケアプラン・ネットワークの勉強会「マイケアカフェ」で、代表の柳本が混合介護についてお話ししました。 「混合介護」は保険内外のサービスを組み合わせた介護のことで、先月、小池都知事も特区にして規制緩和を進めたいと打ち上げたもの。 いまでも連続した利用はできますが、同じ時間内で一体的にも使えるようにするという議論です。
Dカフェ・ラミヨ(目黒区)にて(全国マイケアプラン・ネットワーク提供)
はじめに浅川澄一さん(カフェ会員、元日経編集委員)から、公取委の報告書など紹介しながら、家族分の家事がまとめてできないのはおかしいなど問題提起をしました。柳本からはグレースケアのいろいろな自費利用や、保険や障がいの制度併用の事例をご紹介しながら、すでに自由にできているのに、混在する形はかえって規制につながったり、短時間ではヘルパーの負担につながりかねないとお話をしました。 マイケアプランは、ケアマネジャーに頼らずに、本人・家族が自らつくるプランのこと。それを実践する方々の集まりなので、「生活は制度では切れない」「制度が複雑になってわかりにくい」「選択肢が増えるのは望ましいのでは」など、主体的な暮らしづくりを前提に、活発な意見交換が行われました。
制度の規制緩和は必要ですが、手続きや仕組みをもっとシンプルにして、わかりやすくすることが必要だと思いました。