えかったハウス家族相談会
8月23日、武蔵野市のえかったハウスで行われた「家族交流会」に参加しました。
えかったハウスとは、長らく地域で訪問診療を続けてきた東郷清児医師が中心となって立ち上げた、多目的コミュニティ・カフェです。
「生まれてきて、えかった(よかった)」と思えるような交流の場を目指し、様々な取り組みの拠点となっています。
15名ほどの参加者の中には、看取りを経験されたご家族や、現在介護中のご家族などがおられました。
まず初めに、BBQや手作り料理、竹を使った本格的流しそうめんを愉しみ、和やかな時間を過ごしました。元俳優の“キタロウさん”がギターを片手に介護経験を弾き語り、みんなで歌を唄って愉しみました。
その後、みんなで輪を作って座り、自己紹介をしながら、看取りの経験や介護中の話を分かち合いました。身近な人の死を受け入れられない方、いつか時間が癒してくれるという方…。思いを共有する時間の大切さが、深く身に染みました。
在宅介護をしているご家族が、リラックスして生演奏を聴いたり食事をしたりする機会は、限られています。きっかけなしには、自分の時間を持つ必要性に気づくことも難しいかもしれません。
しかし、今回身近なお医者さん(東郷医師)が、このような場所を作ってくれたことで、安心して愉しく集うことができました。
在宅介護を支えるのは、物やお金だけではなく、同じように介護をしている(してきた)人たちに出会える場所もそうでしょう。
今後も地域に、家族介護者のつながりを増やす場所が必要だと思いました。グレースケアも、引き続きえかったハウスを応援します!