【ご利用者さんへインタビュー】温かいお人柄、成り立ちの1世紀
グレースケアは赤ちゃんから超高齢者まで、様々な方にご利用いただいています。お一方ずつご紹介しながら、率直な声も伺えれば…という新コーナー。今回は「となりのでこちゃん」に通う川手久子さんとご家族の青柳洋子さんにお話を聴きました。
お話し好きな久子さんは、1日の過ごし方について「おしゃべりしていたら、あっという間に終わっちゃうね」とニッコリです。
お部屋には達筆な「百寿」の書が飾ってありますが、ご自身が100歳になることには「そんなわけないよ~」と実感がわかないご様子。お誕生日の3月30日には、曾孫さんなど25人も集まりお祝いされたそうです。でこちゃんでも皆でケーキを手作りしてパーティを開き、ご感想を伺ったところ「気持ちはまだ60歳!」とのこと!
久子さんは東京で生まれ、幼少期は海軍の軍人さんだったお父様と各地を移り住んだそうです。東京女子大の英文科で学んだ後「いのちの電話」のボランティアや結婚相談カウンセラーなど、人とかかわる仕事を続けてこられました。日系米国人のルーツをもつご主人と結婚され、クリスチャンとして教会の様々な奉仕活動や、生け花の先生などでも忙しくされていたそうです。「好きな食べ物は?」という質問には「なんでも食べるわよ」とのことですが、今でも洋食がお好きなのだとか。
でこちゃんについては「おやつが美味しい」「トランプや百人一首をやるのが楽しい」とお話しくださいました。娘の洋子さんからは「母は出かけるのが好きな人だから、でこちゃんのお迎えも楽しみに待っています。みんなで“普通”に過ごせるのが良いですね」とのこと。「その人らしく」を支えるまちの居場所でこちゃん、雰囲気を気に入ってくださってありがとうございます。
川手さんにはいつも温かい笑顔とお人柄に感じ入るのですが、1世紀に及ぶ長い人生に一貫した芯を伺い知ることができました。「また来てね、おしゃべりしましょう!」とにこやかに見送って下さり、こちらも元気を頂いたひとときでした。