「心地よい身体の姿勢や位置の探求」社内研修を行いました
グレースケアでは、毎月一回ヘルパーさんたちの介助にまつわる不安を解消するために、介護技術についての研修を行っています!前回は「洗髪」がテーマでした。
今回のテーマは「ポジショニング」です。みなさんは長時間ずっと同じ姿勢を取り続けたことはありますか?身体が痛くなってくるし、いくつかの部分においては血流が滞り、組織が壊死することがあります。(褥瘡といいます)そういった事態にならないように、ヘルパーは工夫を重ねることになります。
実際の研修では、個々の利用者さんのケースに応じて対応策を考えてみました。たとえば、長時間ベッド上で過ごしている方の褥瘡予防について検討しました。みなさんも背中から腰にかけて手でなぞっていただくと、少し出っ張っている骨があるかと思いますが、それが仙骨という骨です。横たわっている時間が多いと仙骨の部分に圧がかかってきて、褥瘡の原因となってしまいます。その圧を和らげるために、できることは何かを検討しました。下の写真のように、膝の裏にクッションを入れること。その際には、押し込むのではなく、馴染ませることが重要だとのアドバイスもありました。
来月以降の研修も随時アップしてまいります。ヘルパーのみなさんからの介護技術のお悩みも随時募集しております。