ヘルパー研修会~虐待防止と身体抑制の廃止
9月26日、地域包括支援センターの方々を講師に、研修「虐待防止と身体抑制の廃止」を行いました。
前半のテーマは、養護者による高齢者虐待。法律の内容をおさらいしたあと、虐待相談の窓口となる市役所や包括支援センターの役割・機能などを確認しました。また、事例検討を行い、ヘルパーが日常のケアでできる心掛けや記録の工夫について学びました。後半のテーマは、介護従事者による虐待。 虐待の芽でもある「不適切ケア」は、自分が相手を苦しめているという自覚がないときにも起こり、経験者ほどやりがちです。配布された虐待の芽チェックリストを活用し、自分が無意識的に不適切ケアを行っていないか振り返りました。訪問ヘルパーは、入浴時に身体の様子を見たり、家族や本人の言動を近くで見聞きしたりすることが多く、虐待を発見しやすい立場にあります。これからも自らが不適切ケアを行っていないか内省しつつ、日常に潜む虐待の芽を見逃さない大切さを再確認することができました。