祝10周年! 地域ケア研でこれまでの歩みをご報告

1月18日、むさしのプレイスで「とうきょう地域ケア研究会」があり、「地域に新しいケアをつくる~制度にとらわれないグレースケアのやり方」をテーマに、柳本と山田がお話をしました。 3年前にも『ゆる介護』をお話ししていますが、今回はグレースケア10周年を記念しての再登場! はじめに、施設や障がいヘルパーでの経験や、介護保険が改定のたびに使いづらくなってきたことなどから、利用者・介護スタッフ双方の不満を背景に、自費サービスに特化して立ち上げた経緯をお話し。グレースケアの理念から事業内容、売上の推移まで洗いざらいお伝えし、特にケアサービスの中身について利用者の方々とのエピソードを交えながら振り返りました。 旅行の同行などお愉しみからご家族の支援、認知症の方や医療的ケアを必要とする方の介助、子どものケア…などなど。ヘルパーの指名制も行い、リクエストの多い整理収納から、片づけヘルパー事業部につながったことも。

 

   

 

山田からは、病院や他のデイでの経験から、グレースケアでヘルパーをしながら空き家探しを始め、でこちゃんを開いてからの2年間を語りました。施設では寝たきりで食事もペーストだった方が、でこちゃんに来てから歩けるようになり普通のご飯を取れるようになったことや、デイスタッフが泊まりや自費のヘルパーも兼務しながら最期の看取りまで支えたことなど、お話ししています。 最後に地域の他のNPOと協働して取り組んだ孤立防止や聴き書きなどの事業、研修や読書会などの企画もの、好きでやっている活動なども紹介。 会場からは、質問やツッコミだけでなく、困った施設の相談なども飛び交い、賑やかに地域ケアを考える集まりとなりました。次の10年ではどんなお話が生まれるか、愉しみです!