おでかけ事業部
🌸 移動支援で広がる楽しみ――東京での出会いが次のやる気に
島根県にお住まいのRさんは、毎年お母さまのお仕事にあわせて東京を訪れています。移動支援制度を上手に活用し、今年で5回目となるおでかけを心待ちにされていたそうです。
今回の目的は、世界陸上の初日観戦。到着後すぐに会場へ向かい、円盤投げや砲丸投げ、競歩、100m走、リレーなど、迫力ある競技を満喫されました。
その後はNHK博物館や長谷川町子記念館、赤坂のTBSなど、ご自身の興味をたっぷり詰め込んだ1日に。
「朝ドラのコーナーが楽しかった」「サザエさんの放送が見られた」と笑顔が絶えませんでした。
帰りの飛行機では、こんな素敵なエピソードがあったそうです。客室乗務員の方から「上空から富士山はご覧になれましたか?」と声をかけられた際、Rさんは「富士山は寝ていて見れなかったけど、世界陸上を見ました」と答えられたとのこと。
するとCAさんが「えっ、そうなんですか?私も陸上をやっていたんです!」と返し、そこから会話が弾んだそうです。
旅の最後まで、Rさんの明るさと好奇心が周囲を笑顔にしていたと、お母さまも嬉しそうに話してくださいました。同行したヘルパーは「自分から自然に話しかけ、人とのつながりを楽しめる力がすごいですね」と感心。
お母さまも「家では気づけなかった一面を見せてもらえて嬉しい」と話してくださいました。毎年の東京観光が、Rさんにとって“楽しみ”であり“次へのやる気”につながる大切な時間。移動支援を通じて、今年もまた素敵な出会いと発見がありました。