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おでかけ事業部

祝・お孫様のご結婚”雅叙園東京でのあたたかなひととき”をお手伝い

「高齢の母を娘の結婚式に参加させたいが、歩行が不安なのと他にも心配なことがあるのでアテンドをお願いしたい」と息子様から依頼がありました。

ところがご本人より「ヘルパーは嫌、いらない、お金もかかるし」と拒否。

そこでご家族と話し合い、結婚式場の係員が「敬老の日のサービス」で無料で送り迎えしてくれるという作戦をたて、再度ご本人に伺うと了承してくださり当日を迎えました。

式場係員になりきり訪問すると、意外とすんなり受け入れられ、お迎えのタクシーに乗車。実はお話がとてもお好きな方で「東北から初めて東京に来た時は〇〇に住んでいた。最近は出歩かないからね。あれあれこんなに変わったの?ここは今どのあたり?」など終始楽しくお喋りしているとあっという間に式場に到着。

車椅子を借りてご家族の元へ行くとしばらくぶりのご親戚と対面。談笑しているところに、お孫様が白無垢姿を見せに来られ、すぐさま号泣。

厳かな神前式では立ち座り時にふらつきあり、お支えしました。

披露宴では新郎新婦との写真撮影にも行こう行こうと杖歩行で積極的に参加されたり、ウェディングケーキカットを近くでみたいとこれまた移動され、お互いケーキを食べさせるシーンを見て「いーわねー」とゲラゲラ笑っていらっしゃいました。

色々と心配されていた息子様とのツーショット写真もバッチリ!

最後にお孫様がご両親に手紙を読む場面では昔を思い出したと号泣。

たくさんの泣き笑いがあり、ヘルパーにもきさくにたくさん面白話をしてくださったりと、式場係員の設定はどこへやらといった感じで打ち解けてくださいました。

無事にご自宅まで送り届けた時に

「えっ、今日私、結婚式に行ってきたの?」とビックリ発言もありましたが、にこやかな表情で楽しかったことは断片的に覚えておられたご様子でした。

事前打ち合わせによる工夫とその方に合わせた対応で、おでかけを諦めずにご希望を叶えることができた素敵な結婚式でした。