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【グレース課外活動】「まず笑う、感情はあとから」――露木久子さんが広める、心と体をつなぐ“笑いヨガ”の輪

グレースケアには、日々のケアの現場以外にも、地域や社会をより良くしようと情熱を注ぐ「多才な顔」を持つメンバーがたくさんいます。

今回は、2023年から主におでかけヘルパーとして活躍されている露木久子(つゆき ひさこ)さんの活動をご紹介します。

武蔵野で育ち、笑いとともに歩む

武蔵野市で生まれ育った露木さんは、22歳になる息子さんをひとり親で育て上げてきたパワフルな女性です。そんな彼女には、もうひとつの大切な顔があります。それが**「笑いヨガ」のインストラクター**としての活動です。
露木さんが笑いヨガに出会ったのは16年前のこと。友人の紹介で始めたその魅力にすぐさま惹かれ、リーダーの資格を取得。自らサークルを立ち上げました。

「ヨガという名前ですが、難しいポーズは一切ありません。『笑う』という呼吸法なんです。笑いヨガは行動療法。まず笑う。そうすれば、感情はあとからついてくるんですよ」


奇跡のような変化を目の当たりにして

露木さんが活動を続ける原動力は、参加者の皆さんに起きた劇的な変化にあります。

  • 麻痺の改善: 脳梗塞で半身麻痺だった方が、笑うエクササイズを通じて麻痺がとれた。

  • 心の回復: 鬱で悩んでいた方が、みんなと笑ううちに薬が必要なくなった。

  • 生きがい: パーキンソン病の方が、毎週の笑いヨガを何よりの楽しみにしている。

  • 癒やし: パートナーを亡くして笑えなくなった方が、参加するうちに少しずつ心が癒やされていった。

「ただ笑うだけ」の時間が、誰かにとっての大きな救いになる。その実感が、露木さんの活動を支えています。


オンラインと対面、それぞれの「つながり」

2020年4月、最初の緊急事態宣言をきっかけにスタートしたZoomでの笑いヨガは、まもなく丸6年を迎えようとしています。

【Zoom】毎日つなぐ、命の確認

登録不要、参加費無料、出入り自由。毎朝のルーティンとして定着したこの場所には、海外や地方、車椅子の方、さらにはベッドに寝たまま参加される方もいます。 「しばらく顔を見せない方に連絡を取り合ったりして、生存確認も兼ねているんです」と露木さん。物理的な距離を超えた絆がそこにはあります。

【対面】体で感じる、仲間との熱量

https://laughteryoga.jp/newbie/club/detail.php?id=1207

一方、対面での活動は、目と目を合わせて笑い合うことで生まれる強い仲間意識や、全身を動かす体操としてのメリットが。リアルな熱量は、やはり格別です。


日々のケアに携わる露木さんの根底にあるのは、こうした「笑い」を通じた人間賛歌です。「車椅子でも、歩けなくても、どこにいても、私たちは笑うことができる」露木さんの周りには、今日も明るい笑い声と、前向きに生きる力が溢れています。