「あそこに相談してみよう」と思ってもらえる嬉しさ。〜大切に備えていたものを、地域でつなぐバトンへ〜
先日、あるご利用者様から心温まるご相談をいただきました。
あるご利用者様から「在宅介護のために大切にストックしていたリハパンや防水シーツを、活用できる方法はありませんか?}
というご連絡をいただきました。
いつでもお母様を迎え入れられるようにと準備されていた品々。そこには、ご家族を想う日々が詰まっています。
何かあったら、まずはあそこに」と思える関係
今回、私たちが何より嬉しかったことがあります。それは、ご家族が「この品々をどうしよう」と考えたとき、ふと私たちの顔を思い浮かべて「あそこに相談してみよう」と連絡をくださったことです。
日頃からケアを通じて関わらせていただいていますが、こうして生活のふとした一コマで頼りにしていただけることは、スタッフにとっても本当に励みになります。
ケアをする側・される側という垣根を越えて、ご近所さんのような感覚で「これ、どうかな?」と声をかけ合える。そんな心地よい距離感でいられることを、改めてありがたく感じた出来事でした。
物価高の今だからこそ、特に、地域で助け合うことの大切さ
昨今の物価高騰は、介護現場やご家庭にも大きな影響を与えています。特に毎日使う消耗品であるパッド類の値上がりは、切実な問題です。
今回お預かりした貴重な物資は、グレースケアで支援を必要としている他のご利用者様や、地域の居場所である**「むかいのさっちゃん」**などで大切に活用させていただきます。
「ケアをする側・される側」を超えて
私たちは日々ケアを提供していますが、実は私たちもまた、ご利用者様やそのご家族の優しさに支えられています。
今回の寄付は、単なる「物の譲渡」ではありません。
「自分にできることで、誰かの力になりたい」というお気持ちが、地域の中で次の誰かへのエールとなって繋がっていく――。これこそが、私たちが大切にしたい「地域でつなぐ、ケアの循環」の形です。
「お互い様」の精神をこれからも相談を受けたり、逆にこちらから相談したり。
ご利用者様、ご家族、地域の方々、そして関係者の皆様と、持ちつ持たれつの関係でありたい。
「お互い様だよね」そんな一言が自然に飛び交うような、温かなコミュニティをこれからも皆様と一緒に育んでいければ幸いです。
温かなバトンを繋いでくださったご利用者様、本当にありがとうございました。