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千葉県たすけあい協議会 研修会講演『新しい時代のたすけあい、ひとつの在り方』

2025年7月、千葉県たすけあい協議会が主催する研修会にて、グレースケア代表・柳本が講師として登壇いたしました。

千葉県たすけあい協議会は、地域でたすけあい活動を行う団体が連携し、情報交換や相互支援を通じて「誰もが安心して暮らせるまちづくり」を目指すネットワーク組織です。

今回の講演では、グレースケアが行っている在宅ケアや地域活動の取り組みを紹介しながら、これからの時代における「たすけあい」の可能性についてお話ししました。

特に印象的だったのは、登壇者のひとりである伊藤英樹さん(宅老所「井戸端げんき」代表理事)との再会です。伊藤さんは、20年来の仲間であり、共に新しい在宅介護のかたちを模索してきた同志でもあります。
現在は、「井戸端げんき」や「縁側よいしょ」「踊り場かなちゃん」「ばった庵」など、多様なスタイルの通所・共生型事業を展開されており、その実践と広がりに改めて刺激を受けました。

また、トークセッションでは、さまざまな実践者たちからリアルな声が聞かれました。

  • 有償ボランティア団体「たすけあいぽっぽ」さん
     主婦たちの集まりから始まり、「無理をしない」「楽しみながら続ける」をモットーに、30年以上活動を継続。身体介護は行わないものの、日常的な手助けや付き添いなど、できることをできる範囲で行うスタイルです。最近では、リタイアされた男性やサラリーマンが週末だけ関わるなど、新しい担い手も増えているとのことです。 
  • NPO法人たすけあい さん
     有償ボランティアと介護保険サービスの両方を展開。特に通院介助のニーズが多く、地域に根ざした活動を展開中。事務所は囲碁サロンや福祉避難所としても機能しており、多目的な交流の場となっています。一方で、担い手の高齢化や閉鎖する団体も多く、「続けることの難しさ」も率直に語られました。 

いずれの実践も、「自分の得意なことを活かす」「無理なく関わる」「人と人をつなぐ場を作る」ことの大切さを教えてくれました。

たとえば、ある団地では「お手伝いしますよ」というのぼり旗を立てたことで、一人では不安だった方が付き添いとともに散歩を始め、なんと100回以上も続いているそうです。
日常の中にたすけあいのきっかけを作り、小さなアクションを積み重ねることの意味を感じるエピソードでした。

最後に柳本からは、
「社会が複雑になり、みんなが余裕を失っている今こそ、

もっとシンプルでいい。頼り、頼られながら、一緒にできることを続けていくのがたすけあい」
というメッセージをお伝えしました。

参加者の皆さんが悩みながらも、前向きに、明るく、地域の中でたすけあいを続けている姿に、私たちも大きな力をいただきました。
たすけあいが「ひとつの在り方」として広がり続けていくことを願って、私たちもできることから発信と実践を続けてまいります。