【毎月開催】グレースケアの練習会「ケイコとマナブ」を実施中!~寝たきりのおむつ交換・移乗・文字盤の工夫~
グレースケアでは、毎月欠かさずスタッフの技術向上や不安解消のため練習会「ケイコとマナブ」を開催しています。
7月のテーマは「寝たきりの方のおむつ交換」「立位が取れない方の移乗」「文字盤の活用法」です。現場で直面する“リアルな困りごと”をひとつずつ紐解いていく、実践的な時間となりました。
「せっかく洗ったのに!」現場のヒヤリを安心に 変えるコツ
介護の現場では、予期せぬ出来事がつきものです。たとえば「丁寧に陰部洗浄を終えた直後に、再び排便があった…!」というシチュエーション。誰もが一度は経験するこの困りごとに対し、あらかじめビニール袋やシートを敷いておく予防策や、万一の際の素早い手順を確認しました。「便の上から洗浄するとかえって処理が大変になる」という教訓には、参加した秦さんも大きくうなずいていました。
また、新人ヘルパーさんを中心にオムツの当て方を再確認。背中の中心と腰骨のラインを合わせ、鼠径部(そけいぶ)にそっと添わせることで、漏れを防ぎ快適さを向上させる位置調整のポイントを、動画も交えながら体感的に学びました。
身体の負担を減らす「プロの立ち回り」と「意思疎通のヒント」
続いて挑んだのは、立ち上がることが難しい方や麻痺のある方のトイレ移乗です。 教わったのは、介助者が「相手の脇から深く入り込む」姿勢。このポジションをとるだけで、お互いに無理な力を使うことなく移乗でき、そのままスムーズにズボンの着脱まで行えるようになります。実際の動画で劇的な変化を目にしたヘルパーさんからは、「麻痺のある方の外出先でのトイレ介助など、具体的なイメージが湧いて自信がつきました!」と声が上がりました。
さらに、意思疎通を支える「文字盤」の実習へ。 指差しに向いている「五十音順」と、視線で追う際に見当をつけやすい「フリック入力順」の違いを体験しました。正面からだけでなく斜めから視界を合わせるコツを学びつつも、試行錯誤するヘルパーさんからは「慣れるまでもう少し練習が必要そう!」と本音もポロリ。同時に、長時間同じ姿勢で介助する際の腰への負担を減らすため、「自分の身体を支える場所を作る」という介助者自身の体を守る工夫も深く学ぶことができました。
毎月たゆまず、ケアのスキルを磨いています
研修を終えるころには、参加者の疑問がスッキリと解消され、前向きな熱気に包まれていました。ご指導いただいた「いるとて」※の前川さん、ありがとうございました!
※三鷹で「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」を行い、共に地域介護を支える「いるとて」の前川さんを講師を毎月お迎えして実施しています。