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グレースケアむかいのさっちゃんくまちゃんハウスまちづくり

くまちゃんハウス建替えプロジェクト・クラファンリターンイベント「未来の設計ワークショップ」を開催しました!

たくさんの温かいご支援に支えられ、今年3月に無事クラウドファンディングが終了した「くまちゃんハウス建て替えプロジェクト」。多くの皆さまから温かいご支援をいただき、次のステップへ進む準備が着々と進んでいます。

このクラウドファンディングリターン第一弾イベントとして、先日「未来の設計ワークショップ」が開催されました。

ワークショップのテーマは「居る場所・居たい場所」。ファシリテーターを務めるのは、これから始まる新施設の設計を担う「小さな都市計画」のお二人です。

会場には、これからのくまちゃんハウスの未来を共に描こうと、多様なバックグラウンドを持つ参加者12名が集まってくださいました。クラファン支援者をはじめ、山歩きが好きなおばあちゃんと一緒に山に行く孫(建築を学ぶ女子大生)、住まいや街づくりを世界各国で支援するNGO職員、グレースケアで働くヘルパー、グレースケアの利用者、ひとまちここの職員…、おのおのが医療、福祉、建築、国際協力、そして地域生活者という異なる視点を持つ参加者たちは、さながら多様性アベンジャーズ!
日曜の午後、世代も職業も価値観も異なる人たちが一つの場所に集まり、混ざり合って、ゆったりと未来のくまちゃんハウスを語り合う、贅沢で豊かな時間の始まりです。

それぞれの「居場所」に共通する、3つの優しさ

まず最初は、事前に宿題となっていた「自分にとっての居場所」について、それぞれが持ち寄った絵や写真などを紹介し、想いを語り合いました。
「自然あふれる緑豊かな庭」「ペットと一緒にいられるリビング」「自宅の“自分だけのくつろぎスペース”」「出先で見つけた秘密の店」など、紹介されるエピソードは十人十色。でも、じっくりと耳を傾けていくうちに、不思議とみんなの語る理想の空間にいくつかの「素敵な共通点」が浮かび上がってきました。

1つ目は、「自然や空間に向かって優しく解放された、開かれた場所」であること。風が通り抜け、緑や光を感じられる開放感です。 2つ目は、そうした開かれた場所でありながらも、「個々のプライベートなスペースが守られ、自分だけでホッとくつろげる、安心感ある秘密の場所」であること。 3つ目は、「自分の大好きなもの、愛着のあるものに囲まれていること」
「誰かとつながれるオープンな場所でありながら、いつでも一人の世界に戻ってリフレッシュできる、隠れ家のような居心地の良さ」。誰もがそんな優しく心ほどける、「自分のままでいられる空間」を求めていることが、じんわりと共有されていきました。
みんなが持つ願いが見えてくると、場の空気が和らぎ、互いの距離が自然と近づいていきます。

築60年の昭和レトロな民家を大探検!

続いては、築60年のくまちゃんハウスを探検するプログラム。昭和レトロな民家であるこの建物は、昔ながらの縁側や長い廊下、どこか懐かしい勝手口などがある、風情豊かな造りです。参加者は奥行きのある家の中を自由に歩き回り、知らない扉を開けてみたり、窓から庭を眺めたりしながら、建物の“今の姿”をじっくり味わいました。

「あれ、この扉はなに?!」「この大きい窓から眺める緑、なんだかホッとする」など、あちこちから会話が始まり、拡がります。参加者同士でお気に入りのスポットを見つけては、情報交換。「トイレが意外と落ち着くよ」「玄関なかなかいいね」「あの欄間、味がある」。

他の人が気に入った場所にも行ってみると、さらに新しい発見が。

使い慣れたくまちゃんハウスが、隠れた魅力にあふれ、「お宝」が詰まっている建物だと再認識。くまちゃんハウスを五感で確かめると、自然と建て替え後にも受け継ぎたい「大事なもの」、雰囲気や要素がわかってきました。

建築のプロも苦笑い?! 夢とユーモアが炸裂した「未来の妄想タイム」

ワークショップのラストは、いよいよ新しく生まれ変わるくまちゃんハウスの「未来の姿」をみんなで自由に妄想する時間! 建築を学ぶ女子大生の専門的な視点や、国内外の街づくり・福祉の現場を知るメンバーたちの実践的な知恵、そして多世代の感性が混ざり合い、アイデアは天井知らず。 

まず飛び出したのは、豊かな自然と多世代が混ざり合う、理想のコミュニティのアイデアです。

「木を感じられるログハウス風がいい」「素敵な建物でジブリ並みの名物に!」「四季を感じる庭がほしい」「木登りができる大きな木を植えたり、ブランコを作って、こどもたちがいつでも遊べるようにしたい」「いっそのこと、庭に小さな『低山』を作る!いつでも楽しく山登り」「ヤギや鳥を飼ったり、自然と触れ合える場所に」「……あ、くまちゃんハウスなんだから、『アライグマ』を飼うのはどう!?」、 だんだん加速する妄想に、一同大爆笑。 

さらに、空間の仕掛けについてもアイデアがほとばしります。

「昼間は光が差し込み、夜は星が綺麗に見える大きな天窓がほしい!」「隠し部屋やからくり扉がある忍者屋敷みたいなのは?子供も大人も絶対にワクワクする!」 「ただ集まるだけじゃなくて、多世代・多機能な場所にしたい。おばあちゃんから昔ながらの手仕事や知恵を教われる工房スペースとか」 

そして最後には、「いや、どうせならハウスごとふわっと浮いて、そのまま宇宙に飛び立つ!めちゃくちゃカッコイイ宇宙一の施設!」という壮大な妄想まで飛び出しました。 

「スタッフが毎日楽しく働けて、集う方々が街の自慢!と誇れるハウスにしたい」という真摯な願いから、楽しくてユーモアに満ちたアイデアまで幅広い「妄想」が次々飛び出し、もう止まらない?!

部屋中が温かい笑い声に包まれました。 

夢のつづきは、新しい設計図へ

ワークショップを通して、多様な参加者がそれぞれの視点から「居たい場所とは何か」を語り合い、今の建物の魅力を再確認し、未来への期待を膨らませることができました。

また、参加者が自然体で温かく豊かな時間を過ごせることで、 “未来のくまちゃんハウス”が自分ごとのように感じられ、建替えが、ただの「建物の建替え」ではなく、そこに集う人たちの生き方や、地域でどう生きていきたいか?という気持ちをカタチにする、そんな大仕事なのだと気づかされました。

今回、参加者の皆さんから溢れ出たたくさんの夢やアイデア、そして「居場所」や建物へ向けられる想いや願いは、ファシリテーターである設計事務所「小さな都市計画」のお二人の手によって、これから実際の設計図へと落とし込まれることになります。 

アライグマや忍者屋敷、宇宙へ飛び立つハウスの要素が、一体どんな形で新しいくまちゃんハウスに息づいていくのか―?

まだまだ続く建替えプロジェクトの展開にワクワクします。

新しいくまちゃんハウスの行く末を、どうぞこれからもお愉しみに!

ご支援ご協力御礼申し上げます。引き続きご寄付は以下より受け付けています。

https://congrant.com/project/1073105/21892