地域体験学習会  お医者さんのたまごさん(学生)とご利用様の交流

11/10(木) 杏林大学の医学部生6名が、地域体験学習の授業で来られ、となりのでこちゃん(民家型デイ)、むかいのさっちゃん(ケア付きシェアハウス)や、ご利用者さんのお宅にお邪魔して、地域に住む方々やケアのことをみて、病気や障がいと共に生きる暮らしやまちつながりなど学んでいただきました。


となりのでこちゃんでは 学生から「若いうちに経験したほうが良いことは?」という質問に、かつて新聞記者だったT様(86歳)は「若い時には、環境やシチュエーションにあわせて、良いとか悪いとか考えず、まずやってみる!」「自分が良いと思ってやっていたことも、後にそうだったかはわからないもの」と、人生の先輩として助言されていました。

また「どんな医者になって欲しいか?」という質問には、「息子に勧められて、慣れ親しんだ横浜・横須賀から三鷹に引越してきて、最初はずいぶん不安だったけど、一緒に酒を飲んでくれる医者に巡り合って意気投合! もちろん、自分から誘ったんだけどな(笑)」「しょせん医者も人間なんだから、人間同士の付き合いをして欲しい」とのこと。含蓄のある言葉に学生さんたちもうなづきます。

「自分が聞きたい事を話してもらうには、いきなり単刀直入に話すのではなく、向こうが話したくなる様に、何度も出向いたり、関係を作っていくこと。信頼関係を作ること」という話には学生だけではなく、ついつい時間に追われて関係づくりをおろそかにしていないか等、私たち介護職もハッとさせられました。

学生さんからは「利用者さんから、昔の話や生き方などを伺えてよかった。この辺に住んでいるけど、こんなにまちの人たちが繋がっているのがよくわかった」と、病気を治すだけではない地域やくらしの中の医師に求められることや、医師である前に”人”として大切なことを感じ取ってくれたのではないかと思いました。

ちなみにイケメンの学生さんたちに、おばあちゃんたちも乙女にかえってメロメロでしたよ!