くまちゃん保健室企画 「もしバナゲーム」体験!

 6月22日(水)くまちゃんハウスにて、くまちゃん保健室企画の「もしバナゲーム」の体験会が行われました。当日は地域の方に加え、看護師さん・ヘルパーなど専門職が参加しました。

 「もしバナゲーム」はトランプのような36枚のカードを使って行います。それぞれ重病のときや死の間際に「大事にしたいこと」が書いてあります。例えば「希望するケアを受けられる」「やり残したことを片づける」「痛みを感じない」「ユーモアを忘れない」などなど…。ポーカーのように手持ちの札を取り換えながら、自分のなかで優先順位をつけ、最後に残したカードを互いに開示して、理由を語り合う趣向。ゲームを通して「人生の最後にどうありたいか」という難しいテーマを、友人や家族と楽しみながら話し合うことができます。

 参加者のなかにはターミナルケアに関わっている人も多く、日々の実践を踏まえつつも「仕事と自分事は違う」という意見もあり、「自分の価値観が、ゲームをやりながらわかっていった」という嬉しい言葉も。

 カードの選び方は千差万別。この企画では、誰しも必ずくる終末期を自分事として考え、何を最後は大事にするか、考えるきっかけになりました。同様に利用者やご家族の方ひとり一人も求めるものが異なることに改めて気づかされました。くまちゃん保健室では、これからも地域の方やケアを担う方が、来て・みて・知って・体験したくなる企画を行っていきます。

IACP もしバナゲーム ホームページ https://www.i-acp.org/game.html

もしバナゲーム カード